怖いのは感染症だけではない!夏に備えて脱水症予防の意識を!

こんにちは、弥津です。

ウイルス感染のリスクが高い季節になると、医療機関の対応は困難を極める状況になりやすいですよね。


新型コロナウイルスでは『医療崩壊』といえる深刻な状況が報道されることがしばしばでした。


しかし、医療崩壊はウイルス感染に最大の注意をはらっておけばいいわけではありません。


老若男女関係なく『熱中症』を予防する意識は、今後のさらなる医療崩壊を防ぐためには必要だと感じます。

2020年5月1日、PR wire で「教えて!『かくれ脱水』委員会」の副委員長・谷口医師監修の緊急提言が掲載されていました。

【監修】済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長/
「教えて!『かくれ脱水』委員会」副委員長 医師 谷口英喜
専門は麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液・栄養管理など。日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、TNT-Dメディカルアドバイザー。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。学位論文は「経口補水療法を応用した術前体液管理に関する研究」。著書「熱中症・脱水症に役立つ 経口補水療法ハンドブック 改訂版」『イラストでやさしく解説!「脱水症」と「経口補水液」のすべてがわかる本』

私たちケアマネージャーとしては、毎年のように多くの高齢者が脱水で救急搬送される状況を目の当たりにして、感染症と同様の恐怖を『熱中症』には持っています。


脱水は脳の機能を低下させ、一時的に認知症のような症状を起こさせます。


とくに、乾きを感じにくい高齢者の場合は、自分の身体の水分量が危険レベルにあっても自覚できないことも。


重度の脱水によって脳梗塞、心筋梗塞を発症して命を失う方も見てきました。


「それならクーラーや扇風機を」をみなさんは思うかもしれませんが、クーラーの冷気は高齢者によっては刺すほど痛いものと例える方がいるほど、嫌うケースがあるのです。

また、扇風機は熱風を体に当て続けるだけなので、脱水を進めてしまうのだとか。


そこで、暑い時期にはウイルス感染の勢いが衰えると思われているでしょうが、もうひとつの脅威に対しての知識も入れておくべきですね。


それでは、どのような点に注意して『熱中症』を防げばいいのでしょうか。

筋肉量が減ると脱水になりやすい?!

新型コロナウイルス感染予防の観点から自宅待機された方が多いと思われます。


そのような状態だと、どうしても心配されるのが『暑熱馴化(しょねつじゅんか)』。

これは、「身体の機能が徐々に夏の暑さに慣れていくこと」を指す言葉なのですが、自宅待機が多いとこの順応ができておらず、筋肉量が減るといいます。


そして、筋肉量が減ることと脱水にはどんな関係があるのか。

筋肉は身体に水分を貯めるもっとも大きな臓器なため、筋肉量が少ないということは保持できる水分量が少ないということ、すなわち、脱水になりやすいともいえます。

引用:https://kyodonewsprwire.jp/release/202004309574

また、高齢者の場合は特に注意が必要とのこと。


一人暮らし高齢者になると、人と接する機会が少なく、服装や温度の異常に気付かれにくいのです。


そして、体調が悪くても発見が遅れてしまいます。


さらには、すぐに助けが来ることも難しいでしょうため、重篤化しやすいのです。

マスク使用時の脱水に注意!?

寒い季節には気が付かなかった、『マスクの暑さ』。


常日頃マスクをつけて過ごしていると、体内に熱がこもりやすくなってしまいます。

マスクを付けると顔や胸あたりの温度が上がったように赤くなってしまう私。


日中の気温が25度を超えだすと、マスク自体が熱く感じますよね。

常にマスクをしたままの人であれば、口渇の鈍化(マスク内の湿度があがっていることで喉の渇きを感じづらくなる)傾向にある可能性もあり、もともと喉の渇きに気づきづらい高齢者がますます気づきづらくなり、知らないうちに脱水が進み、熱中症となってしまうリスクも高まるかもしれません。

引用:https://kyodonewsprwire.jp/release/202004309574

ウイルス感染に敏感な世間の状態だと、マスクを外すことはタブーのように感じてしまいます。


しかし、マスクを外さない行為自体が、水分補給の意識を薄れさせ、脱水を誘発する可能性もあるとのことです。

ウイルス予防には脱水予防も重要!!

脱水症は免疫機能の低下にも関与しています。


たとえば、脱水を起こすと摂取した栄養素が造血細胞に届かずに、免疫機能が低下するという仕組みです。


熱中症になる前の脱水症状の段階でも、ウイルスへの抵抗力は弱まってしまいます。


新型コロナウイルスたけでなく、今後もインフルエンザなど多くのウイルスへの抵抗力をキープするため、水分補給の意識は強くもつべきということですね。


また、リリースには以下の『熱中症予防のポイント』が記載されていましたので、ご参考に。

【熱中症予防のポイント】

①3食きちんと食べる。

②喉が渇いたなと感じ始めたら水分摂取(多量のカフェイン摂取は控えましょう)

③水分補給が十分できない時のために経口補水液を 家族1人2本×3日分、常備

④クーラーをすぐ点けられるよう調整しておき、暑いと感じる環境にいない。

⑤換気をこまめにし、湿度も高くならないように注意しましょう。
※温度・湿度は、環境省が毎日発表している暑さ指数(WBGT ※)もチェックしましょう。

⑥快適な環境でよく睡眠をとる(疲労も熱中症リスクになります)。

⑦人混みを避けた散歩や室内での軽い運動を行う


引用:https://kyodonewsprwire.jp/release/202004309574

「喉が乾いたから冷たいコービー飲もうぜ」なんて言う方や、「栄養ドリンク飲んで暑さに負けないぜ」なんていう習慣のある方は要注意。


カフェインには利尿作用があるので、脱水を誘ってしまいますよ。


なるべくカフェインの入っていない「麦茶」、「真水」で水分補給しましょう。


また、無理をしてたくさんの麦茶・真水を飲むよりは、コップ1杯の「経口補水液」を飲むのが効果的とのこと。


「経口補水液」であれば少量で効率よく塩分・水補給ができます。


一日に500mlの「経口補水液」を1本飲むことを目安に。

もし熱中症になったら

また、今度、熱中症を疑われる症状が出た方には以下のような対処をしてあげましょう。

【熱中症が疑われる時は】

①涼しい場所に移動させる 
(日陰やクーラーの効いている場所)

②身体を冷却する 
(衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめる。露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐのも有効。氷のうなどは、首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やす)

③意識がはっきりしているなら、経口補水液を飲ませる。=経口補水療法。
「呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい」、「応えない(意識障害がある)」時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませない。「吐き気を訴える」または「吐く」場合、口からの水分摂取は適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要。)

引用:https://kyodonewsprwire.jp/release/202004309574

怖いのはウイルスだけではない・・・さらなる医療への負担を予防するため、熱中症にならない意識を持って生活していきましょうね。


それでは。
以上、弥津でした。

企業団体情報

名称 教えて!「かくれ脱水」委員会

所在地 東京都

URL http://kakuredassui.jp

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